しょぼい初段の大局観

日本一弱い将棋初段のブログ

必至(ひっし)って何?

おはようございます。なお初段です。

僕はGWの3日目です。
今日も、お家で過ごしま~す。

さてさて、今日の記事は昨日の続きとなります。

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後手△4八歩成 の局面

昨日は、▲6四金打~から、連続4回王手を
かけたけど、逃げきられてしまいました。

王様を追いかけても、その先に詰みがない
連続王手は、無駄に持ち駒を消費するだけで、
意味がありません。

ですので、逃げ道をふさぎたいところです。
さて、どうするのが良いのでしょうか?


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正解は▲9三銀打 です。

これで、相手の玉は逃げ道を封鎖され、
次に▲8二金打か、▲6二金打で詰みます。

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後手は△7四歩と、別の逃げ道を作りますが。

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▲8二金打

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△7三玉

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▲7二金打
これで詰みです!


今回の▲9三銀打で、相手の王様は、
もうどうやっても、逃げるきることができなく
なりました。
また、持駒を打って受けようとしてみても、
詰みを回避できません。

この▲9三銀打は、王手ではありませんが、
次に絶対詰ませることができる手です。

このように、次に「必ず詰みに至る」手のとこを
「必至 (ひっし) 」といいます。

必至は終盤における大切な手筋です。
必至が分かるようになると、将棋が
格段に強くなります。